実務、受験、雑感等を適当に書きます。懲戒にならない程度に。
新人司法書士の告白 
おかあさんといっしょ
2008-04-30-Wed  CATEGORY: 司法書士実務
普段から、


登記主体の司法書士事務所で、


オンライン申請をバリバリやっている司法書士が羨ましい。


私もこと簡裁代理に関しては、


バリバリやっている。


バリバリやっている、という方が正しいのか、


ボコボコにやられている、という方が正しいのか。


・・・・・・・・・。


どうやら、オンライン申請に関しては、


開業してから、経験なしで自力でやることになりそうだ。


電子定款の作成マニュアルやら、


オンライン申請のマニュアルなど、


一応の資料には目を通しているが、


実際にやってみないとな、という感じである。


電話申請とか、受け付けてくれないかな。


法務局「○○法務局です」


私「商業登記1件お願いします」


法務局「はいはい、ちょっと待って、今メモるから・・・んで?登記の事由は?」


私「取締役の就任だよ〜ん」


というような。


・・・・・・・・・。


これだって広義のオンラインだろう。


線でつながってんだから。


添付書類はどうすんだろう。


そこまで、考えてなかったな。


道路上の細い白線の上だけ歩いて法務局に届けたら、


オンライン!


てことになるだろうか。


誰が判定するんだよ。


・・・・・・・・・。


定款に電子署名をするには、


日司連認証局に申請しなければならないようだが、


電子認証うんぬん以前に、


私が司法書士として認証されるかという問題がある。


したがって書証の提出を求められた場合に備え、


合格証書、登録証書、認定証書は、


手元にスタンバイ。


やっぱり、最後にモノをいうのは、


電子じゃなくて紙だな。


トイレといっしょ。


おかあさんといっしょ。


・・・・・・・・・。




拍手コメントをくださったmさんへ。


ナヌ!そっちも9月ですか。


事務所を手伝わせてもらったらいかがです?


もちろん、


有資格者として。


「養ってくれたら、給料はいらないから」


みたいな。


・・・・・・・・・。








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利息、払い過ぎていませんか?
2008-04-27-Sun  CATEGORY: 雑感
開業時期が半年ほど早まった。


ヨメとの家族会議の結果、


8月の終わりか、9月初旬に開業する予定である。


ヨメはノリノリである。


大丈夫だろうか?


根拠のない自信なら、他人に差し上げられるくらいあるのだが。


・・・・・・・・・。


ところで、多重債務者が決して手を出してはならぬものに、


ヤミ金があるが、


皆さんは、ヤミ金よりも恐ろしい金融業者が存在するのをご存知だろうか?


私の開業資金は、


私個人の貯金だけでは、とても足りない状況である。


私は、母親にも毎月仕送りをしなければならない立場にあり、


私の稼ぎから細々と貯金して開業するには、あと5年はかかる。


よって開業資金の8割は、


ヨメの独身時代の貯蓄によって賄われることになった。


男として情けないとお思いだろうが。


事実である。


ただし、これは援助ではなく、あくまで借入れであるので、


当然に、返す気でいる。


身内からの借入れなら、利息もつかないだろうし、いいじゃないか。


と思われるかもしれないが、


どっこい、利息は既についている。


ヤミ金より恐ろしい金融業者。


そう、それは、


ヨメ金。


・・・・・・・・・。


利息として、10万円のヴィトンのバッグと、アクオスの液晶大型テレビを約束させられている。


さらにIHクッキングヒーター付のキッチン。


法外である。


開業前から自転車操業。


利息の返済に追われ、


いつまで経っても元本の減らない生活が私を待っているであろう。


さらに、私がこの間購入したプレステ3には、すでに、


質権が設定されている。


したがって現在、


私には使用収益権がない。


何とか保証人を立てることだけは勘弁してもらったが。


・・・・・・・・・。


私には何も財産が無いからよいが、


不動産でも所有していた日には、


抵当権を設定されそうである。


笑えない。


・・・・・・・・・。


やはり、世の中ゼニなのか?


いや、世の中は愛である!


んで?


どこにあるのかしら?


愛は。


・・・・・・・・・。



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闘えサムライ
2008-04-23-Wed  CATEGORY: 司法書士実務
時には、世の理不尽にも敢然と立ち向かわねばならない。


それが、


司法書士という名のサムライの運命。


その日の敵は、


本来ならば、味方とすべき、


法務局という名の公的機関。


法務局「○○法務局ですけどね」


私「ほーい」


法務局「昨日申請された登記。取り下げて下さい」


私「は?」


補正(直し)ならばいざしらず、


取下げとは何ぞや?


この、あおあげは大先生に向かって、


いったん申請した登記を引っ込めろと?


私「どういうことで?」


法務局「つまりですね・・・(この後、登記手続上の障害について説明)そういうわけで、このまま登記するわけにはいかないんですよ」


私「・・・・・・」


やばい。


納得してしまった。


しかし、「はい、わかりました」とは言えない。


依頼人は急いでいる。


往復3時間かけて取下げに行く気力がない。


ヒマもない。


何より、肝心の私にやる気がない。



しかし、法務局側の説明に内心納得してしまっている以上、条文だの先例だのといった土俵で戦うわけにはいかない。


そこで、強引にねじこむことにした。


私「・・・今回だけ、何とかなりませんか?」


法務局「なりまへん」


私「そこを、何とか」


法務局「ダメです」


私「もう一声!」


法務局「もう一声って、アンタ商売やってんじゃないんだから」


私「今度、お歳暮贈るから」


法務局「公務員ですので、そういうモノは受け取れません」


私「お中元も一緒に送るから」


法務局「一緒に送ってどーするんですか?時期が違うでしょーが」


私「年賀状書くから」


法務局「50円で済ます気ですか?」


私「お年玉くじの当たってるヤツ」


法務局「1等が当たっているものにして下さい」


私「それはちょっと・・・難しいのでは?」


法務局「では、交渉不成立ということで」


私「ちょ、ちょっと待った!最近若い女の子が入ってきましたよね?」


法務局「ああ、○○さんのこと?」


私「この間、携帯の番号とメールアドレス聞き出したんですけど、知りたくない?」


法務局「大変魅力的なご提案ですな」


私「では、キマリということで」


法務局「でも、もう知ってますから」


私「くっ・・・・・・、じゃ、じゃあ、ウチのヨメのブロマイド写真を・・・」








法務局「いいから、取り下げてください!」




私「ラジャー!!!」







・・・・・・・・・。


どうやら理不尽だったのは、


私の方であったようだ。


泣く泣く法務局に行き、


取下書と印紙の再使用証明に署名押印し、


改めて申請をし直した。


まあ、私という人間は、恥をかかないと成長しないので、


これは、これで良かったかな。


・・・・・・・・・。
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呂布だあ〜〜〜!!!
2008-04-20-Sun  CATEGORY: 雑感
司法書士事務所のホームページを拝見させていただくと、


所長のブログをリンクさせているところが、ちらほら見受けられるが、


羨ましい限りである。


ざっくばらんなブログによって、


その事務所の司法書士の人柄を知り、


仕事を依頼する人間も多いであろう。


私には絶対マネのできないワザである。


私が開業した際、事務所のホームページにこのブログをリンクすることが、


ありえな〜〜〜い!


からである。


・・・・・・・・・。


このブログで、人柄を想像されても、


はなはだ、迷惑である。


これっぽっちも集客に寄与することはあるまい。


と言って、客が来そうな人柄を感じさせる別のブログを書くことは、


私には、できない。


だって、このブログ上の私が本当の私だから。


本性むき出しの自分で勝負をかけることは、


破産しろ、と言われているに等しい。


困ったヤツだなあ。


他人事みたいに言うな。


最近、自分が他人に思えて仕方がない。


・・・・・・・・・。


ウチの経理部長及び事務局長を兼ねるヨメによると、


実は、今すぐ開業できるだけの資金は、


無理すれば、あるらしい。


まあ、しようと思えばいつでも独立できるという支えがあれば、


多少、今の事務所で辛いことがあっても、


耐えられる。


実際、多少どころじゃないがね。


・・・・・・・・・。


先日、私の将来を示唆するような、暗示的な夢を見た。


ヨメと小さなバイクで二人乗りしている夢である。


重さに耐え、なんとか真っ直ぐバイクを走らせようとする私。


しかし、急激な坂道にさしかかったところで、


転倒。


頭から血をダラダラ流したヨメを確認したところで、


目が覚めた。


・・・・・・・・・。


まるで、未熟なお前の目標や夢のために、


ヨメを巻き込むなと言われているようだった。


そのことをヨメに話すと、


「あっそ。で?」で終わり。


開業した際の定型的な書式を、いそいそとエクセルで作り、


複合機のリース会社などにせっせと問い合わせをかけているヨメを見ると、


「やはり、女は顔ではない」


と思う。


「やはり、女は顔ではない」


などと書くと、


まるでウチのヨメがブサイクのように受け取られる可能性があるが、


それは、正解である。


いや、もとい、


誤解である。


ただし、誤解を解く気力はない。


体力もない。


そもそも根拠がない。


・・・・・・・・・。


まあ、せめて、


私が飢えても、


ヨメの食べるモノぐらいは、


と思っているのだが。


・・・・・・・・・。


先日、プレステ3を買った。


ソフトは「三国無双5」を買った。


私は普段、ほとんどお金を使わないので、


ここぞという時は、万単位でサクッと買う。


受験生時代の「ゲームはしない」という封印を解き、


ストレス解消の手段として購入したのだが、


現在のところ、


所有者は私だが、


占有者はヨメである。


・・・・・・・・・。


このブログを書いている今も、


隣の部屋からボタンを連打する音と、


ヨメの金切り声が聞こえてくる。











「りょ、呂布だあ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」









・・・・・・早く、やられちまえ。


・・・・・・・・・。














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合格してたっけ?
2008-04-17-Thu  CATEGORY: 司法書士実務
よいではないか、減るもんじゃなし。



あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。




※注、特に意味はございません。



・・・・・・・・・。



こんばんは、あおあげはです。


最近、犯罪収益移転防止法なるものができた。


要は、犯罪によって得られた収益が移転することにより、


さらに犯罪を助長したり、


被害の回復を困難にすることを防ごう、


ということであるらしい。


司法書士は、その法の中で特定事業者に指定され、本人確認や本人確認書類の作成、疑わしい取引の届出等の義務が課される。


少し前に根抵当権設定の登記を受託したが、


※注、私が最近登記案件を受託して真っ先に思うことは「また、補正かよ」である。何とかしなければならないと思っている。


それは根抵当権者となる人間からの依頼であり、


不動産の所有者で設定者は私の知らない人間。


書士会の資料を見ると、売買による所有権の移転が主な対象に読めるが、


もちろん、根抵当権の設定で犯罪の収益たる不動産の移転も何もないのだが、


犯罪収益移転防止法うんぬん以前に、司法書士が義務者の意思確認するのは当然なので、


設定者を登場させずに話を進めようとする権利者に向かい、


ビシッと言ってやったね。


ビシッとね。


「あのう・・・義務者ご本人と面談させていただかないとお受けできないんですけども・・・(ナヨッと)」


・・・・・・・・・。


面談当日。


書士会の資料にあった本人確認記録の様式どおりの書面を作成し、


運転免許証を見せてもらう。


面倒くさそうにする義務者の態度をこらえ、


免許証を見ながら、氏名・住所・生年月日等を言ってもらう。


いろんな資料を見ながらの、完全な自己流。


次は免許証の写真と、実物を丹念に、かつ執念深く見比べる。


特にこれといって特徴のない、普通のオジ様である。


あおあげは「(ジイッ・・・)」


義務者「・・・(ポッ)」


あおあげは「頬を染めるな!頬を!」


・・・・・・・・・。


その後、運転免許証に加え印鑑証明書のコピーをその場で取らせてもらい、


本当に所有する不動産に根抵当権を設定する気があるのか確認し、


面談終了。


まあ、確かに書類は揃っているし、


これだけやれば、いいよな・・・・・・?


申請書、添付書類はチェックにチェックを重ね、


前も言ったが、何度チェックしてもチェックするのは私というイタさを乗り越え、


法務局に申請書類を提出し、


この案件は、無事終了した、


ハズだった。


・・・・・・・・・。


翌日、私は依頼者を訴えてきた貸金業者と和解の交渉に臨んでいた。


業者「センセエ・・・そんな条件じゃあ、とても和解はできませんなあ、グヘヘヘヘ!」


私「・・・・・・(クッ・・・おのれ)」


交渉が不調に終わり、


プンスカしている私の元へ、


1本の電話が。


「○○法務局ですけどね」


「・・・はい」


「昨日申請された根抵当権の登記の申請書なんですけど」


「・・・はい」









「債務者の住所が抜けてるんですけど?」








「・・・・・・・・・」







司法書士でこんな凡ミスするヤツ初めてだよ、と言わんばかりの法務局員の口調。


人呼んで、


平成の補正王。


・・・・・・・・・。


開業できるかしら?


その前に、


アタシ、ホントに試験に合格してるのかしら?


今度、実家帰ったら合格証書探そうっと。


・・・・・・・・・。




拍手コメントをくださったhさんへ。


銀行の方に、


ビシッと言ってやりましょう。


ビシッと。


「ウチは原本還付しねー主義なんだよ!」


ってね。


・・・・・・・・・。




















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言え!言っちまえ!
2008-04-10-Thu  CATEGORY: 雑感
収入印紙を買いに郵便局へ行った。


私の前に、ハガキを買っている青年がいた。


全身、頭の先からつま先まで、


女性に慣れていなさそうな青年が。


対応していた郵便局の若い女の子は、


1週間前に田舎から出てきたというような、


垢抜けてない度100%な女の子。


生涯で1度も染めたことのなさそうな黒髪を、


両側で結んでいる。


なかなか終わりそうな雰囲気がなく、


ハガキぐらいで何をやっているんだ、と思っていたら、


どうやら、切手のデザインやら、使わなくなったハガキはどうするかとか、


青年は、一生懸命、女の子に質問している。


女の子は女の子で、


ひとつひとつの質問に生真面目に答えている。


ひとつの質問が終わり、やっと印紙が買えると思いきや、


女の子との会話が途切れるのを嫌うかのように、


即座に、どうでもいい質問が、青年の口から吐き出される。


私は、ハッとした。


これは恋だ!


恋に違いない!


女性にうとい純朴な青年が、


いつまで経っても本題に入れず、


かといって、会話の途切れるのが怖くて、


好きな女の子に、矢継ぎ早にどうでもいい話題を振る。


くうっっっっ!!!!!!!


そうか!そうだったのか!


青年よ、ガンバレ。


君の背後には、


日本でも有数の恋愛マスターが控えているよ。


しかし、青年はいつまで経っても本題には入らず、


どうでもいい質問を繰り返し続ける。


後ろに並び始めて10分。


いい加減、イライラしてきた。


言え!好きだって言っちまえ!


15分経過。


我慢も限界に達した私は、


青年の肩をむんずと掴んで言った。








「オレのヨーコ(仮名)に手を出すな」







雷に打たれたような表情をした青年の、


唇がみるみる真っ青になってゆく。


「ユーのようなチキンな男じゃ、ヨーコは荷が重いぜ。さっさと消えな」


青年は、わなわなと震えながら呆然と彼女の方を向いて、


「恋人がいたんだ・・・」


彼女は慌てて立ち上がり、


「違う!違うの!あたし、こんな人知らない!」


フフッ。よし、そーこなくっちゃ。


女にここまでの態度を取らせたんだ。


次にどうするか、わかっているな青年。


「恋人がいるなら、いるって言ってくれれば・・・」


オイオイ青年、そーじゃねーだろ。


突然、出口に向かって猛ダッシュする青年。


「待って!違うの、タイゾー(仮名)さん!」


青年が走り去った後の床には、


ハガキが数枚、落ちていた。


よかれと思ってしたのだが、


悪いことしたかな?


※注、「オレのヨーコに手を出すな」以降はフィクションです。


そんな妄想を抱きながら、


まあ、ともかくも収入印紙を買い、


その場で登記の郵送申請を済まして、


事務所に帰還。


イスに座ってホッと一息ついたところで、


経費の申請をしようと、


ポケットから印紙の領収書を取りだそうとしたら、


領収書とともに、


さっき買った収入印紙が。






「・・・・・・・・・」






印紙貼らずに申請書を出したらしい。


・・・・・・・・・。


とりあえず、郵便局に猛ダッシュ。


私の元へ、


マルサが査察に来る日は近い。


・・・・・・・・・。


仕事をする時は、


妄想せずに、集中しましょう。





拍手コメントをくださった19さんへ。


全く問題ないでしょう。


どこか不採用になったのですか?


どのくらい?


まあ、私が合格後に不採用になった事務所の数と比べたら、


微々たるものと推察します。


フッ、未熟者め(ウソです。ごめんなさい)。


・・・・・・・・・。



拍手コメントをくださった    さんへ。


コメントありがとうございます。


とりあえずお名前が無いのは書きにくいので、


Aさんと呼ばせていただきます。


えーっとですね・・・・・・。


私の言いたかったことは、ちょっと違いまして。


依頼1つ1つの内容ではなくてですね、その前段階の問題で、


利益が出ても出なくても、勝てそうでも負けそうでも、


簡裁代理に関する業務は一切しないというのは、


名称変更の意義とのカラミでどうなのだろうと、


そういうことが言いたかったわけです、ハイ。誤解を与えたら、ごめんなさい。


おっしゃるような場合は、「正当な理由」がある場合として、断ってもいいんじゃないですか?


ちなみに「注釈 司法書士法」では、簡裁訴訟代理等関係業務が依頼に応ずる義務から除かれている理由については、「業務の性質上、独立性の高い職務として、依頼者との間で、継続的で強い信頼関係が必要になるため、罰則の制裁のもと、依頼に応ずる義務を課すことは相当でないから」となっています。



























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座右の銘
2008-04-09-Wed  CATEGORY: 雑感
人間、仕事が忙しかったり、疲れがたまってくると、


何か、他のことにかける労力と時間を省くようになる。


睡眠時間や食事の時間だったり、


趣味にかける時間や、家族と過ごす時間という人もいるだろう。


私の場合、まず身だしなみにかける時間が減る。


毎朝、身支度にかける時間が普段でさえ15分に満たない男が、


さらにその時間を削るのだから、


人と接する仕事をする人間としては失格である。


昔から周囲の人間に注目されたこともなく、


他人の目を気にする必要もなかった。


何を隠そう、私の座右の銘は、


「どーせ、オレなんて」



・・・・・・・・・。



頭髪は寝起きのまま。


ヒゲも剃らない。


顔も1回水をひっかけたら終わりで、


ヤニの取りきれない目に、


湯で曇った眼鏡をかける。


・・・・・・・・・。


しかしながら、ハナ毛は切る。


ハナ毛だけは切る。


ハナ毛だけは譲れない。


昔から、ハナ毛が出ているのだけは、どーにも我慢がならないタチである。


念入りに切ったら、


思いっきり鼻の穴を広げても、


ニカッと笑っても、出ていないことを確認する。


鏡に向かって右を向き、左を向き、


どの角度からも出ていないことを確認する。


登記の申請書だってこんなにチェックしないというほど、


チェックにチェックにチェックを重ね、


ようやくゴーサインを出す。


毎朝の身だしなみ時間、15分弱のうち、


約10分弱が、この作業に費やされる。


登記の申請書のチェックなら、この半分の時間で終わる。


おかげで補正にかかる時間は常人の10倍である。


・・・・・・・・・。

















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こうのとり、たちずさんで
2008-04-03-Thu  CATEGORY: 雑感
天下の東京法務局へ。


私は、任務を帯びていた。


そう、ある会社の、


登記簿謄本を1通取得してくるという、


重要な任務を。


・・・・・・・・・。


おい、誰だ?


今、「オンラインでペロッと取りゃいーじゃん」って言ったヤツは。


そこの本職、おのれか?


オンラインって簡単に言うな。


ウチの事務所にはな、


ねーんだよ、んなもんは。


・・・・・・・・・。


それにしても、


最近やっと、現在事項証明と履歴事項証明の違いがわかったのだが、


最初に字面でわかれよ、そんなもん、てなもんだが。


・・・・・・・・・。


お堀の桜が散りかけていた。


桜は、散り際が一番美しい。


散りゆく花びら一枚一枚がいじらしい。


メタボなヨメは見苦しい。


・・・・・・・・・。


法務局へ向かって歩いていると、


あるビルの前に、


お弁当屋さんでアルバイトでもしているのか、


茶色の割烹着を着た若い女の子が、


立ったまま、ぼんやりと宙を眺めていた。


寒い冬の間、


羽を休めるべき飛来地を見失い、


仲間とはぐれて、見知らぬ土地に舞い降りた、


そんな渡り鳥のような、うつろな目をしていた。


普段、何もなくともうつろな目をした私と違い、


目標とすべき自分と、今の自分との差に思い悩むような、


そんな目をしていた。


願いは、強く願うだけでは叶わない。


少なくとも、私の人生では、そうだった。


要は、ほんの少しだけでも、


行動しなければ、私の人生においては、今まで何も起こらなかった。


法務局に到着。


法務局前の掲示板には、空きスペースが目立った。


もう、何ヶ月もすれば、


ここに、平成20年の合格者の名前が張り出される。


私の仲間が増える。


私の敵も増える。


ヨメの体重が増え続けている。


私の体重は減り続けている。


先日、ついに体重が60キロを下回った。


私の身長は177センチである。


大腸にサナダ虫は飼っていない。


毎日、朝食に出るのは少量のヨーグルトか、味噌汁一杯のみである。


私は救いを求めている。


ヘルプミー。


・・・・・・・・・。


2階で謄本を1通取得して帰る。


ビルの前にたたずんでいた女性は、いなくなっていた。


きっと、散りゆく桜を見て感慨にふけるのは、


まだ咲いてもいない自分には、早いと悟ったのだろう。


それは、つまり、


私のことでもあるのだが。


・・・・・・・・・。








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